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【ゲーム感想】レイジングループ ※後半ネタバレ注意

レイジングループ(ミステリーホラーADV)
公式HP  体験版DL:App Store / Google Play

クリックで大きめ

人狼ゲームを主題としたホラーADV。
ストーリーは『人里離れた村で行われる因習(殺人推理ゲーム)に巻き込まれるよそ者の主人公』。
私は人狼ゲームを知りませんが、最後までたっぷり楽しめました。
ちなみに購入したのはプレミアム版1,600円です。お話ごとの購入も可能です。
体験版だけでも十分に楽しめますし、かなりのボリュームがあります。
ひぐらし好きさんには心の底から全力でおすすめします。
主人公もかなりいい性格をしてます。皮肉込みで。あとセンター分けが素晴らしい。

物語の舞台である休水村(やすみずむら)に深い霧が立つと、『黄泉忌みの宴』と呼ばれるものが行われます。
「宴」といっても、小さな集会所で皆で輪を作ってひたすら話し合い、後に投票です。
「ひと」にはそれぞれ「へび」「からす」「さる」「くも」という4つの加護が与えられ、「ひと」に扮した「おおかみ」を『黄泉忌みの宴』にて見つけ、”くくらなければ”いけません。(端的に言えば殺す
普通の「ひと」&加護を与えられた者VS「おおかみ」の戦いです。
「おおかみ」を倒さなければ一晩に1人、「おおかみ」に殺されます。
『黄泉忌みの宴』で「おおかみ」だと思う人に「投票」し、選ばれた者は”くくられ”ます。
”くくられ”た人が「おおかみ」ではなかった場合、「おおかみ」による殺人は続きます。
(加護者含む)「ひと」達は、一人ひとり「屋根のある家に住み、お風呂に入り(もしくは水で濡らしたタオルで体を拭く)、鍵をかけて寝なければ」いけません。夜に外に出れば”けがれ”を受けます。(=
加護者たちにもそれぞれ”能力”が与えられています。
能力とは何なのか、「おおかみ」は誰なのか、何故『黄泉忌みの宴』があるのか――…
その真相はプレミアム版1,600円、エクストラストーリー5本付きで全てまるっとお見通しになります!

ストーリーを進めていくと”KEY”が与えられ、1週目で選べなかった選択肢を選べるようになり、さらに真相を知ることが出来ます。
クリアすると『暴露モード』というものが解放され、その時々でキャラクターがどう思っているのかを読むことが出来ます。
ただ心情が並べ立てられているわけではなく、真相ストーリーとしてきちんと成り立っているので読み応えがあります。
やりこみ要素が盛りだくさん、それでいて飽きさせずに興味を持たせてくれるシナリオとなっております。

伏線の回収が素晴らしいですし、最後もすっきり終わります。
シリアスシーンで時折入るギャグパートも面白くて笑いが止まりません。ちょうどいい温度感があります。

キャラクター一人ひとりに声がついているのですが、皆プロ並みの上手さでびっくりしました。
殆どがDCS(ドフラミンゴクリスマス寂しい)という声優養成所の生徒さんと知り2重に驚きました。
あとジジババの声が出せる方はすごいと思いますし、特にあのキャラが狂ったシーンなんて…もう…鳥肌もので本当に怖かった………。

BGMも良いです。
特に切ないシーンに流れる曲と、劇中歌『しんないもうで』は耳に残ります。
『しんないもうで』の着メロ配信、待ってます。
OPとED、配信されていたので即DLしました。OPのFULLはとてもかっこいいです。

イラストはリアル調で、それぞれに味があります。千枝実ちゃんの太ももの太さGJ。
話をすすめるに連れてキャラクター一人ひとりにいろんな思いを抱くことが出来ます。
「感情移入が出来るキャラ」というのは「プレイヤーがゲームに入り込めるか込めないか」の重要ポイントです。

エクストラストーリーも面白かったです。
ギャグが多大に発揮されておりました。ギャグ好きな私には大好物でした。ごちそうさまでした。

ただ、「人狼ゲームに参加したい」という人には向いてないと思います。
その時はほとんど読む専門のノベルですので。
私はひぐらし同様こういう内容のものは好きなので怖いもの見たさで読みました。

とりあえず気になる方は体験版をおすすめします。
面白いかどうかは人それぞれなので、私としては楽しんで頂ければ幸いです。










以下、ネタバレ感想になります。






ここからぶっしゅぶっしゅネタバレいきます(暴露モード=緑のでまだ読み終わってない方はご注意ください。
あくまで個人的感想・推測なので間違っている部分もあると思います。ご了承下さい。





















◆黄泉ルート
完全にしてやられました。
『黄泉忌みの宴』という因習の”ルール”についていくのがやっとで、あとは流されるままになりました。
次々に起こる怪奇現象と疑心暗鬼、仲間であるはずの人間同士の争い…私自身もまた、黄泉忌みの宴のルールに囚われry
この話では、主人公である陽明さんは完全な部外者です。
だからもどかしかったです。話はどんどん進んでいくけど自分にはわからないことばかり。
それぞれにいろんな過去があるようだけど完全に他人事。
ていうかモッチーなんで女装しとるん。私服は貰い物でそれしかないってお前…もうなんかすごいよ、考え方が。
ちなみにモッチーが言った「ぱーぷー」は広島弁で「アホ」という意味らしいですね。
後に匠さんの生家が四国とわかるのですが、やはりそっち方面の土地が舞台なのでしょうか。
「~ですか?」ではなく「~です?」という話し方もよく見られる文章なので、ちょっとその辺が気になります。
そうだ、休水へ行こう。

初見で寛造さんと匠さんが続けて退場したのには軽い絶望を覚えましたね。
初めて人狼を目の当たりにした時も「かかか怪物じゃあ~!」と驚きました。
時折入る陽明さんと千枝実ちゃんの恋の駆け引き…。陽明さんは軽口をしょっちゅう叩くけど相手が本気だとわかればそれ相応の対応をする、意外と誠実なキャラクターです。
千枝実ちゃんはメインヒロインだけあってか、見せ場もありますし、頼れる姉御肌ですし、ちゃんと弱い部分もあります。
そして「かみさま」を異常に恐れているのですが、私は未だに千枝実ちゃんの言う「かみさま」がぼんやりとしか見えてきてません…おやおや…おやおやおや。
後半で出てきた包帯ぐるぐる巻きの少女、顔は霧で見えず、とても不気味です…彼女は一体誰なんだ……!!
そこらへんで「せっかくだしHP見るか」と思って見ていたら犯人わかっちゃったよ畜生!!!!!
見えてる見えてる!!!!髪の毛見えてるよ!!!!
泰次が殺されたときのかおりさんの狂乱っぷりは凄まじかったです。本当に怖かった。ボイスありだから怖くて仕方なかった。
生きてる人間のほうがよっぽど怖いってのは本当ですね。

李花子さんがいきなり狂ってしまって陽明さんに襲いかかったのは急展開で怖かったです。
暴露モードで狂犬病の血を注射されたと知り更に恐ろしくなりました。
そして終盤…狼たちと対峙した陽明さんたちは休水村から逃げ出しますが…え、千枝実ちゃんが腐ってる…?
ここだけものすごい謎でした。千枝実ちゃんが疱疹だらけで、ぐじゅぐじゅに腐って、歩くたびに水音がして、最後は陽明さんが掴んでいた手首しか残らなかったって…怖すぎます。
暴露モードでも何故死んだのかわからなかったので個人的に推測。”黒幕”により『人食いバクテリア』を前日か2日前に注射されていた?
『溶血性レンサ球菌』というのは『人食いバクテリア』の一つであり、ネット検索によると
”溶レン菌は時に壊死性筋膜炎を引き起こす劇症型溶連菌感染症という数日で健康な人を死に追いやる過激な症状を引き起こします。感染経路が口や粘膜ではなく傷口や陰部を通して直接血液に入る場合に起こるケースが多いですが、溶レン菌が本気で人喰いを始めると、手足を時速数センチで壊死させていき、感染から48時間以内に人を死に追いやります。
千枝実ちゃんがあんなにも急速に腐り落ちたのはこのせいなのかな~と思ったり。未知の薬物かもしれませんが。

一緒に連れてきた”ょぅι゛ょ”ことめー子ちゃんも突然攫われますが返り討ちにしていたようです。ぅゎょぅι゛ょっょぃ。

とにかく全てが、人智を超えた”もの”による祟りのような話でした。





◆機知ルート
今度は李花子ルートだと感づいた私はどんなラブストーリーが展開され…え?ギャルゲーじゃない?ああそう。
入村する際の駐在さんとのやりとりは面白かったです。コンビニ店員さんを思い出しました。
酔っ払う陽明さんはめちゃくちゃ笑いました。そ~~すな~~~そ~~~~~~すな~~~~~~~~
そして橋本さん!!せっかく陽明さんが頑張って家を用意したのに…!!なんてこったい!!このルートも絶対ダメな方向に突っ走りそう!!!

機知ルート中にピンと来ました。
この『宴』自体が人間の手によって仕組まれたもので、その黒幕は上藤良にいるのではと。
霧は人為的に起こしている。20~22時の間に必ず全員寝てしまうのは、夜になると霧の中に睡眠効果を含ませているから。
「おおかみ」だけで数々の珍事惨劇を引き起こすのは難しい。

現実的に考えてありえない。と、夢のない自分はこう思いました。

今回、元オカルトライターの馬宮さんが生存したことにより沢山の情報を仕入れることが出来ました。
「おおかみ」は3体、そして新たな加護者「むじな」が居るということ。
「むじな」は遅れてやってきて、「おおかみ」の味方をする。「ひと」が少なくなり不利になれば「おおかみ」に寝返ることも出来ます。票集めにはもってこいの存在です。だからつまり、◆黄泉ルートでの春ちゃんはむじなだったということ。
それ以外の神話の話はぼんやりとしか理解出来ませんでしたが…。

モッチーは普通にヤッスんと春ちゃんは好きだけど、それ以上でもそれ以下でもない。そんな感じでしたが、暴露モードを見る限り決してそんなことはなくって、自分で気付いていないだけでちゃんと春ちゃんの事が好きなんだなって思いました。
別ルートで陽明さんが言った「君は自分に興味がなさすぎる!」というセリフ、まさしくそれです。
じゃなければ陽明さんを殺そうとしない千枝実ちゃんに対して苛立つはずがない。自分には春ちゃんを殺させておいて。
読んでいて少し切ないです。

へびの加護で調べた時の「ひと」「加護者」「おおかみ」はどうやって伝えているんだろう。
寝ている時に睡眠学習のように頭に入ってくるのか、起きたら腹に血文字で書かれているのか、もしくは紙に書いた名前の上にさらに赤字で書かれているのか…謎です。

”寝屋の端女”
最初にこの言葉が出た時、どんなものなのか、なんとなーく予想はしていました。
途中の、李花子さんが陽明さんに跨って艶めかしいスチルが出た時に確信しました。
ああ、やっぱり李花子さんは○○ではなく○。○だったんだなあ、と―――端的な説明で申し訳ない。

かおりさんが殺された時の流れは凄かったです。
まさかかおりさんがあんなダイイングメッセージを残していると思わなかったし、それを義次くんが託されているのも意外でした。
「おおかみ」側にはバレていたわけですが、それを更に逆手に取る千枝実ちゃんもすごい。何この心理戦。怖い。

終盤、別選択肢で陽明さんが千枝実ちゃんの銃を分解しようとするのですが、まさか暴露モードで1回死んでるとは思わなかった。
マジでライターさんやりよる。笑いのセンスが冴えすぎている。


最後の宴で追い詰められた2人がついに正体を明かしました。
ヤッスんの「どうして否定してくれないんだよ!!」が胸に突き刺さりました。とても複雑です。
モッチーと千枝実ちゃんの一枚絵がかっこいいです。滅茶苦茶かっこいいです。特にモッチー。
暴露モードで千枝実ちゃんがやたら独り言というか、失言をちらほらするのですがモッチーは意味がわからないから会話が大抵「何か言った?」「何でもない」で終わるのですが、きっと陽明さんに言いたかったんだろうなと思いました。陽明さんなら例え意味がわからなくても理解を深めようと更に聞いてきそうな気がします。これは小さなSOSみたいなものだと思います。

2人を捕らえるルートの話では、陽明さんが「千枝実かモッチー、どちらかの手足をもぐ」と言います。
これはプレイヤーの私も凍りました。
確かに『これ以上殺人をさせずに生かして情報を手に入れる』には理にかなっていますが、普通の人は絶対にしない発想です。倫理的に、道徳的に、良心的に。
この時の陽明さんはどうにかこれ以上の犠牲を出さまいとして、そして”死に戻り”経験者として自分でも気づかぬ内に狂ってしまったのですね。おめでとう!陽明はサイコパスに1歩ちかづいた!

最後の大量殺人は李花子が清之介さんを唆したからなのですが、”どう唆せば全員を殺させられる”のか。
想い人の頼みとは言え何人もの知人をプリティピュアエンジェル清乃介たんがぶっしゅぶっしゅ出来るわけ無い=狂ってしまった?

陽明さんの『しんないもうで』の歌声は虚しく響き、心に足跡を残しました。
李花子さんの「―――駄目!陽明さま!」という声が聞こえた気がした、というのは幻聴ではなく実際に陽明を追いかけて叫んでいたのでは、と思います。

機知ルートの『機知』とは”その場に応じて、とっさに適切な応対や発言ができるような鋭い才能や知恵”のこと。
つまり、何度も「死に戻り」を経験した陽明さんが”宴に参加する前提”でとった数々の行動(=選択肢)のことだと私は推測しています。
最初、千枝実ちゃん(「おおかみ」なのに「自分に投票しろ」と大胆な発言)や李花子さん(清之介さんを利用した皆殺し)のことを指しているのかと思いましたが、出番はそこだけだし違うなと流しました。
駐在さんの前で3回も無駄な選択肢を選ばされたと思いましたが、それも陽明さんの多種多様な臨機応変っぷりを披露するためだと思いたい
結果的にそ~~~すな~~~~~そ~~~~~すな~~~~~~がプレイヤー全員の心に深く刻まれました。

機知はキチガイ=Mad。常人とかけ離れた行動、常軌を逸した行動をとる人のこと」も意味していると思ってます。
”機知”から”キチ”ガイになった陽明さん…。
しかし差別用語でもあるのでそこが被っているかは微妙です。う~ん、わかんない!





◆暗黒ルート
またも陽明さんは”死に戻り”、冒頭で橋本さんを助けることに成功します。
しかしそれが、まさか自分の首を絞めることになるとは……この時の陽明には知る由もなかっry
暴露モードの橋本さんは初っ端から陽明さんを疑ってます。しかし理由がわからないから半信半疑。
誰だって見返りを求めて人に優しくする。それは無意識な行為です。そして優しくされれば疑ってしまう。


さらに暗黒ルートでは陽明さんが「おおかみ」化!
主人公が「おおかみ」だったら面白そうだな~と思いつつプレイし始めた矢先にこれだったので最高でした。
ちなみに今回は春ちゃんルートです。え、ロ、ロリry

陽明さんは『黄泉忌みの宴』をどうにかしてクリアすればこのループ地獄から逃れられると信じ、まだ宴に参加し続けます。
今回の「おおかみ」は陽明さん、かおりさん、春ちゃんの3人。
暴露モードでは「おおかみ」に任命される時のおおかみサイドの話も読めます。……が、え?誰?
ごめんなさい私本当に家系図とか頭の中で整理するのが苦手なんです。


で、最初の『宴』が始まります。
霧が出て、夜が明けて、誰も死んでいないのでわりとほんわかムードという感じですね。
何故か動物が数十匹死んでいましたが。
橋本さんはまだこの『黄泉忌みの宴』というふざけた因習に対して真っ向から信じているわけではないですが、この因習を真面目に行っている村人をバカにする様子もなく、かなり空気が読める人のようです。

暴露モードでは全員に加護が告げられた翌日の夜に、今度はむじなが遅れて任を告げられます。
しかし相手はめー子。まだ言葉の意味が理解出来ないので難しい会話が通じません。
申奈明神に扮する3人の一番上の者はどうやら三車のご老体。
そしてめー子との会話で奮闘しますが、砕けた言葉で喋っても理解出来てない様子。次第にご老体が「そもそも設定が甘いんじゃ!」といきなりキレます。何なのこのゆるい空間は。
オマケに「殺すって意味わかる?」って聞いた時のめー子の返答に「難しい」と応える始末。逆だよ逆!!立場逆!!


そしていよいよ「おおかみ」達の殺しが始まります。
「おおかみ」の恰好をした3人が揃った図は笑いがこみ上げてきます。
陽明さんは「おおかみ」でありながらも誰も殺さない方法を見つけようとしていましたが、残念ながらそれは徒労に終わります。
もうこれ完全によもつおおかみやら申奈さまに洗脳されてるんじゃねえのってくらいおおかみになった瞬間その人は人じゃなくなるんだぜえ!(とても雑な文章)
千枝実ちゃんが3人の「おおかみ」の前で自殺しましたが、どうやって起きていられたのでしょうか。
いやそもそも”布団が敷かれていなかった。だから寝るつもりはなかった”と推理されているので、家には帰らず、夜になったら襲ってくる犬たちを倒すなり殺すなりして血痕が残り…やっと3人がやってきたところでバアンってやつですかね。

寛造さんと陽明さんのやり取りでは、寛造さんの思いの丈を聞くことが出来て良かったです。
やっぱり口に出さないとわからないですからね。

その後続々と減っていく「ひと」たち。
この宴の最中でもかおりさんの声優さんは素晴らしいです。このゲームの中で一番の名演技です。

………最後、めー子がむじなとしてどっちに付くかという流れの暴露モードひどすぎない?(褒め言葉
つちぐも(李花子)とむじな(春)の陽明の取り合いって…!!陽明さんの色男!伊達男!ダメ男!
しかも李花子さん、いくら陽明さんとをちもどりたいからって投身自殺とかアクロバティックにもほどがあるわ!!
陽明さんはもうあれか、ゼウスにでもなるのかな。(遠い目)


さて、今回は春ちゃんに乗り移ったとされる”かみさま”の話がメインだったのですが…
これについては結局はっきりとはわかりませんでした。
春ちゃんの”仮病”なのか、本当に”むじな”が居るのか。
”仮病”にしては”つちぐも”としっかり話も通じているし、何より陽明さんの”をちもどり”のことを知っている。
陽明さんは”元々備わっている能力”と言ってるけどちょっと無理があるかな。
だからやっぱり私は”むじな”が憑いている説でいきたいです。(エクストラであれこれ活躍してたりしますしね。)

ラスト、宴に参加する体でおおかみに対抗する陽明さんでしたが、「おおかみ」以上の”何かがある”と、ようやく気付くことが出来ました。
この辺、初見では理解出来なかったのですが、2周目&暴露モードで察するに
この巻き戻り地獄は”全て夢の世界”
李花子(=ゆめのつちぐも)が望んだ結末=つちぐもと陽明(+α)が生き残ることが出来た
 →いよいよつちぐもが体現し日本を滅ぼしにかかった
  →ひつじさんがそれを食い止め、今度は”ひつじさん自身の力”で巻き戻った
  =今までの巻き戻りはひつじさんの力ではなくゆめのつちぐもの力
何故、陽明が選ばれたかというと”陽明こそ世界を破滅させる道を歩む伴侶にふさわしい”ということ?

もしこの村に陽明が訪れなければ永遠にループしていたか、どこかで体現して国が滅んでいたか、もしくはひつじさんと戦っていたかもしれない。


黒幕やらループさせた理由やらは神話ルートにて。


暗黒ルートの最後のKEY.20を手に入れると、千枝実ちゃん、清乃介さん、狼じじい氏…三者三様の情報を手に入れることが出来ます。

◇千枝実ちゃんルート
選択肢で「ぜんぶ正解」を選ぶと千枝実ちゃんルートになります。やはり真ヒロインだった!
千枝実ちゃん自身も100回以上のループを繰り返していたとのこと。
しかし陽明さんが来たことによりループしても記憶の保持はできなくなってしまった。陽明さんが何かしらの刺激ないし情報を与えれば記憶は遡るらしい。
そして機知ルートで李花子さんが見つけた千枝実ちゃんの付けているペンダントは『よもつおおかみ』の御印。
千枝実ちゃんの元の名前は”三車千枝実”。どうやら三車家に養子に出されたが5歳の時に、地下の開けてはいけない扉を開けてそこに居た犬に噛まれ、『けがれ者』となり休水に追いやられた。
ところで個人の家にはカメラなり盗聴器なりあるはずだから、この会話も三車に聞かれているのでは…と思ったんだけど、ここでの会話は千枝実ちゃんの出生や”巻き戻り”=第三者には理解できない話だから三車は特に問題ないとスルーしたのだろうか。
”巻き戻り仲間”である千枝実ちゃんとのルートで得られた宴に関する情報は”加護”の振り分け。
しかし、その為に何度も”巻き戻った”せいか千枝実ちゃんは狂ってしまい、出会い頭にひたすら陽明さんを殺すようになります。
狂い始めに言った千枝実ちゃんの「…で、いつ終わるの?」は薄給サラリーマンの給料に対して「…今月、これだけ?」という女房のようでした。ブラック千枝実ちゃん可愛い。
いい加減殺され飽きた頭にきた陽明さんは千枝実ちゃんを殺し返します。何この殺し愛。
そうして目を醒ました千枝実ちゃんと何やらいいムードになりますが成就とはいかず2人で心中します。
そこで気づいた2人。”巻き戻り”が起こるきっかけとは何なのか。
以上の情報を得て、千枝実ルートはおしまい。

◇清之介さんルート
プリキュアスマイル清之介たんをも虜にする仏舎利ロックって何なんでしょうかね。公式Q&Aによると架空のデスメタルらしいです。
清乃介たんは上藤良四家の内の能里家の次男。清乃介たんのお屋敷の地下には沢山の書物があり、さらに奥の仕掛け扉で私は3回死にました
(4回目の正直で)藤良に伝わる歴史を今回は紐解くことが出来ました。

その昔、藤良村は「おおかみのさと」と呼ばれていた。近くの山や森に狼が生存していたらしい。
そして狼に襲撃されたりもしたので人柱を立てることにした。
つまり狼に襲われないために生きた人間を地中に埋めたのですね。
100年以上経ち、残された文献は旅行者などによる口コミ。
村への来訪者を、村人たちはとても手厚くもてなしたそうです。
それらの伝聞は2、30年経つとぱったり消え、さらに100年後『申奈』という言葉と共に再び文献が表れます。
その『申奈』という名の狼面の神が祀られ、信じる者には奇跡が訪れる素晴らしい神様です。信じない者にはおしおきです。
ちなみにこの時に村に来た猟師はそのまま消えることもあったそうです。
『申奈』が祀られた村の名前は『伏良』。これは『藤良』村の旧名です。
『伏良』の部首を入れ替えると『人狼』。つまり”その昔、自分たちの村を襲った狼を祀っている事がおかしいと知っていて尚その名を村の中に隠した”ということ。
そうして長者四家の「管轄地区名」と現在の休水の昔の名前も並べ替えるとちょっと恐ろしいことになります。
・三車家…「節木」=「櫛」=髪の毛…申奈神社の立っている場所。全体を統べている。
・日口家…「干月」=「肝」…人口集中地区。村でご飯を作るのは全て日口家の者。
・能里家…「陰川」=旧名「咼月」=「骨」、「止口」=「足」…薬草畑。医療に携わっていた。
・回末家…「八丁」=「爪」…村に来た来訪者の夜の相手。
・休水…旧名「休主」=「人柱」…村自体が申奈様への供物だった(?)

休主は上伏良村から追い出された人たちが集まった場所。差別的かつ不当な扱いを受けたので伏良に向けて反乱を起こします。休水一揆ですね。テストに出ません。
「血水」で体を汚したそうですが、実は「皿永」の泥で体を汚したとのこと。(皿永は休水の近くに流れている川)
この時襲ってきた休主の人たちを黄泉帰ってきた「よみびと」と捉えた。
そして、その時の恐怖や被害は尋常では無いものだったのでしょう、それから休主の人間に反乱など起こさせぬように仲間割れを起こさせ申奈様を信じさせる『黄泉忌みの宴』を創りだした。これが500年前から続く『黄泉忌みの宴』の真相。

しかし、そう簡単に誰かを”くくる”=私刑などを辺境に追いやられた被害者同士がするのかと言えば……する。
休主の輪を乱す愚か者を罰するには丁度良い制度だったらしい。これも怖い話ですね。

しばらくはそういう「昔ながらの統治制度」が行われていたが、今から60年前にある事件が起こる。
上藤良村大量殺人事件。30分で20軒の家を襲い殺人を働いた”殺人鬼”が現れた。
その犯人は事件が起こる3年前に休水送りにされ、事件後には出頭し、その2年後には死刑になっている。
この事件から約2年後に”現在の形と同じ”黄泉忌みの宴が行われた。

時代は進み今から20年前には”コレラ”が流行った。感染源は海外旅行に行った長者ではないかという話。
休水中心に伝染し、それらをなんとかしたのが『回末』家。李花子さんち。
その時に『回末』に伝わる力、”ひきとり”を行ったと思われる。”ひきとり”は人体の毒物等を自らに取り込む秘技。治すわけではないんですね。
”ひきとり”を行う手段は粘液交換。男性とはおせっせし、女性とはちっすをした模様。当時9歳の李花子さんはそれを行っていた。
対象者はコレラにかかっていたので全員夢か何かだと思っているようです。

そして現在の『黄泉忌みの宴』は人為的なものであると陽明さんは断言。
睡眠ガスだけでなく麻酔薬、遠隔操作でドアの開け閉め、至る所に監視カメラと盗聴器、数々の隠し扉…。
”けがれ”とされるズタズタな死体は一度藤良に持ち帰り重機か何かで破壊された模様。
まあ上記はあくまで陽明さんの推理によるものですが、その直後に館内に霧(麻酔ガス)が発生ということはほぼ正解ということでしょう。その辺が黒幕から名言されていないので私の中で確信というわけにはいかなかったです。

亜酸化窒素は実在する窒素酸化物の一種。吸入すると陶酔効果があることから麻酔に使われている。
オクトゲンチラインは架空の薬品?(蛇足:オクトーゲンは爆薬の一種)

◇狼じじいルート
狼じじいのお部屋に潜入!あんぱんと腐ったお酒を頂いちゃった★ミ うう~ん、マズイッ↓↓
狼じじいの正体は60年前に起こった大量殺人の共犯者。殺人教唆をしていた。
犯人が殺人をしている間、コソコソと金目の物を盗んでいた。その時に三車家の「人身売買の証文」を手に入れたじじいは三車家と契約を交わした。
もしじじいが死んだら、じじい曰く”東京のツテ”にその情報が流れ、三車家が人身売買を行っていたと世間に公表されてしまう。
だからじじいは死なないし殺されないし暗に守られている。
ところで、狼じじいをへびの加護で調べるとき、皆名前を知らないから「おじいさん」とでも書いていたのだろうか。
あと東京のツテが気になりますね。橋本さんとかだったら面白いけどそれはないですね。





◆神話ルート
ひつじさんの正体がコンビニ店員さん。その上コンビニ店員さんの正体が美辻さん(陽明さんの元カノ)だったとかぶっ込みすぎてて最早好き。
今回はいつも巻き戻る5/11ではなく、その前日5/10にいきます。
そこから陽明さんは、『黄泉忌みの宴に参加して解決』ではなく『黄泉忌みの宴自体の阻止・終了』を目指します。
”くくられる”時の首吊り松の崖、そこに「かみさま」が居ると信じ、見つけた横穴の更に奥へ入り、ひたすら穴を掘り続けます。ズヴォリンスキーかな?
掘っている間に外から泣き声。陽明さんは”まきば”から逃げ出しためー子を保護しました。どうでもいいけど”まきば”と”おきば”て似てますね。
めー子ちゃんが来ることを知っていた千枝実ちゃんは2人の元へやってきます。千枝実ちゃんが記憶の保持をしていたのもひつじさんの能力なのでしょうか。

暴露モードの陽明さんと千枝実ちゃん尊すぎない??????
こんなところで両片想いを見せられてすごくニヤニヤしちゃいましたよ私は。
そんな中、ひつじさんとつちぐもの戦いは尚続いているわけですが、次元が違いますね。


ようやく陽明さんが掘り起こしたもの。それは600年前に人柱にされた『申奈様』の元となった人の骨でした。
すごく悲しくなりました。胸が締め付けられました。

そして千枝実ちゃんに村人全員を呼んでもらい、全てを終わらせる準備が整いました。
600年前の神具(現在ではおおかみの装飾)を身につけて夕日を背に立つ陽明さんの一枚絵がほんっとかっこ良すぎて痺れました。ずるい、ずるすぎるよ陽明さん。かっこよすぎでしょ!!!

一人ひとりに言葉をかける陽明さん――よもつおおかみは全てを知っています。例え数日しか過ごさずとも、何千回ものループを経て、殺し合い疑い合いという極限状態を過ごした彼らの本質を、よもつおおかみ――陽明さんは知ってます。読みながら泣きました。
そして休水住人に避難するように告げ、千枝実ちゃんに自分を散弾銃で撃たせて「神は死んだ。この山にもう守るべき神はいない」というところを見せます。

ミッション1.休水住人の避難に成功

当然陽明さんは死んでいません。1人残された狼じじいの居る伝説の木の下…首吊り松の元へ。
いざ対決と思いきやじじいはあっさり死にます。あの罠はめー子の仕業らしい。個人的にモッチーでも可。
そしてラスボス李花子さんfeatゆめのつちぐもの居るお堂へ。
回末家一族は「くも」を崇めているが、「くも」の神話などは全く無い。
それどころか妖怪などの類。さらに「くも」は怨念の神。その『ゆめのつちぐも』を回末家は崇め敬い尊び愛していた。
李花子は神の力(=ひきとり)を、ゆめのつちぐも復活の為に利用し、自分が粘液交換した相手が休水へ来るように仕向け、”ひきとり”で集めた力で赤さんを何人…何億人と産んで力を蓄え、結果あの大怪物が具現化した…?
あの怪物を初めて見た時、ループで今まで死んだ人達の亡骸だと思ってたんですよね。だから同じ人間の死体が数百数千とあるのかと思ってました。
ちょっとこの辺の話が難しくて2,3回読んだ程度では理解できません。
李花子と陽明は『機知ルート』で約束をしていました。お互いが生き残った暁は望みを叶えること。
そして、「房石陽明」に望みを告げます。

そんで!!!ここが!!!陽明さん一番の見せ場!!!!!
「――房石陽明って、誰ですか?」
もうね、ぞわーーーーーってなりましたね、この瞬間!この時の回想では
ええと、名前は房石陽明。大学院生やってます」
そう、陽明さんは嘘をつくときに必ず「ええと」を付ける!!これぞ結婚詐欺師の妙技!!諸平野も見習え!!
これを見抜いた千枝実ちゃんもなかなかのものだと思うんですよね。

この後『ゆめのつちぐも』は消えるのですが、ばくろもーどでくろやぎさんがもぐもぐしてたよ。怖い。そしてめー子はここから離れ、居なくなります。レイジングループでは最初から最後まで謎の少女でした。
ただの人間に戻った李花子さんは清之介さんが保護。ここの清之介さんの李花子さんへの愛が本当に純情で真っ直ぐで愛しい。結婚式には仏舎利ソングを歌ってさし上げましょう。

ミッション2:巻き戻りの黒幕を無力化に成功

いよいよ宴の陰謀者、三車家との対決です。休水に監視カメラや盗聴器があるならとっくにこちらへ向かってきているでしょう。
千枝実ちゃんとの話し合いをしながら上藤良に向かう道中、馬宮さんがやってきますがどうやら色々大変な目に合ったそうで「こんなのリアル杉○村でしょ!」との怒声に笑いました。ピー音やめてください。
そしておおかみ3人衆と対峙。話し合いで決着がつきました。早いです。ミッションの中で一番早いです。ここの話、三車家の話をもっと詳しく知りたかったです。3人衆の一番上はめー子ちゃんをむじなにした時にも出てきた「千枝実のおじいちゃん」ですね。おじいちゃんはいい人みたいです。

ミッション3:宴の黒幕の対処に成功

全てが解決し、平和な日常に戻りました。
……のも束の間、陽明さんの一人暮らしのマンションに千枝実さんがこっそり侵入!
2人はめでたく両想い!末永く爆発してください!!
結局、陽明さんの本名は未だわからず終わりました。

暴露モードで最後、めー子ちゃんが改名するんですが…まさかここでD.M.L.C.(デスマッチラブコメ)と繋がるとは!!
いえまだDMLCほとんど読んでないんですけどね。ライターさんの「めー子はDMLCにも出ています」という言葉で早速体験版をDLして似たような子を発見。かわいいおっぱい女の子に育っております。






◆総合的感想
ストーリーは個人的に最高のミステリーでした。
シリアスとギャグの具合が丁度よくて、かつ真相もすんなり受け入れられる内容でした。
話が進むたびに続きが気になりますし、何よりギャグ部分がとてもクセになります。
現実味のない超常現象は、実際現実でもテレビで見かけたりしますから、それくらいは特に良いんじゃないでしょうか。
オーラが見えたりスピリチュアルを感じたり霊とコンタクトが出来たりキャトルミューティレーションがあったりミステリーサークルがあったり人の過去が見えたりショゴスにご飯をよそったりしても。

世界観、設定、言葉、模様、背景、歴史…全て幅広くかつ深く作りこまれていて、見事にどっぷり浸からせいていただきました。
ゲームシステムもシンプルでわかりやすくて遊びやすかったです。
バタフライ・エフェクトをKEYと言い換えるのも面白いと思います。KEYを手に入れたらまた元の世界線に戻って別の選択肢を選ぶことが出来ますし、能力を更に超越した巻き戻りは目からうろこでした。
これで1,600円なので、私は本当に良いゲームを遊んだなと満足しました。(※金銭感覚に個人差はあります。)

エクストラもネタをぶっこみまくりで面白かったです。
陽明さんと千枝実ちゃんで全国のかみさま巡りをして欲しいですね。
清之介さんと李花子さんはなんだかんだ上手くいきそうですし、李花子さんのキャラ崩壊っぷりが本当に大好物です。
馬宮さんと泰長くんという組み合わせが全く無かったのでとても新鮮で素敵だと思います。
春ちゃんとモッチーはほんといいコンビですね。バ○ス!!
というかリア充ばっかりじゃないですかちくしょう
匠さんの生家にはかおりさんと義次くんが行ってるのでしょうね。
そして義次くんと多恵ばあでなんだかんだ良い孫とおばあちゃんコンビになってるといいですね。
寛造さんは春ちゃんのボディガードに徹してそうですね。
橋本さんは家族といつまでも幸せでいて欲しいです。
じじいは煉獄に住んでいてください。
美辻さんの所属する『教会』がとても気になります。
めー子はDMLCでまた会おうぜ!

最後に…
個人的ベストカップルは匠さん&かおりさん
この2人は『黄泉忌みの宴』が始まる前からお互いに想い合っているにも関わらず遠慮がちな為、あと1歩のところで踏みとどまっています。周りの皆は応援しているのだから、お互いがあと1歩踏み寄れば本当にそれで幸せになれるはずなのに。
そして全員が疑心暗鬼になる『黄泉忌みの宴』が始まってもお互いの人間性を重視しています。これはもう愛がなければ出来ないのではないでしょうか。家族でもない相手をここまで思うことは、よっぽどの深い愛がなければ…ということで、個人的にこの2人がベストカポーでした!

膨大な感想になってしまいましたが、それだけ私はレイジングループというゲームでとても楽しませていただきました。
まだまだ考察不足、解釈不足ではありますが、更に物語に入り込み理解を深めることが出来たらその時にまたブログを書きたいと思っています。
そして、本当に面白かったです。素晴らしい作品をありがとうございました。
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